MYCHRON3シリーズのロガーマネージャの詳細です。
新規設定(インストール後最初の起動)
Race Studio 2をインストールした後、最初にロガーマネージャを起動した場合など、設定ファイルが一つもないと、新規設定ファイル作成のダイアログが表示されます。図はKart用モデルの例です。
使用するデータロガー形式を選択して、後でわかりやすいように車両名を入力してください。
また、使用する単位系を別のものにしたい場合は、変更してください。
全般設定
通常、ロガーマネージャを起動すると図のような一般設定画面になります。
複数の設定を作成している場合には、リストから変更したい設定を選択してください。
各部の詳細は次の通りです。
- 操作ボタン (1)
- 一般設定
他の表示になっている場合、この表示に戻ります。
- 設定
ディスプレイ表示など、チャンネル関係以外の設定を行います。
- チャンネル
ロガーの各チャンネルの設定を行います。
- ロガー情報
接続しているデータロガーの情報を表示します。
- 送信
設定をデータロガーに送信します。
- 受信
データロガーから設定を受信し、あらたな設定として登録します。
- オンライン
接続しているデータロガーの状態を表示します。
- キャリブレート
センサのキャリブレートを行います。
- センサカスタマイズ(チャンネル設定画面のみで有効)
カスタムセンサマネージャを起動します。センサの特性値を入力して、新たなセンサを作成します。
- 設定データベースの操作ボタン (2)
- 新規
新たな設定を作成します。
- 削除
選択している設定を削除します。
- 複製
選択している設定のコピーを作成し、データベースに新たに登録します。
- 読み込み
他のコンピュータで書き出した設定を読み込んで、データベースに新たに登録します。
- 書き出し
他のコンピュータで読み込めるように、選択している設定をファイルに書き出します。
- 終了
ロガーマネージャを終了します。
- ステータスバー (3)
- 選択されている設定の情報を表示します。
- 記録可能時間
データロガーに記録可能な最大時間の概算値を表示します。この時間は、チャンネルの設定により変わります。
- トータルサンプリングレート
記録する各チャンネルのサンプリングレートの合計値です。この数値により、記録可能時間が決まります。また、トータルサンプリングレートの最大値は、データロガーのモデルにより異なります。サンプリングレートについては、次項のチャンネル設定を参照してください。
チャンネル設定
ダイアログ上部の「チャンネル」ボタンをクリックすると、図のようなダイアログが表示されます(Kart用eXtremeの例)。
一般設定で選択されていた設定の、各チャンネルに関する詳細を変更できます。以下、リストの表示列ごとに解説します。
- チャンネルID
ロガーのチャンネルIDを表示します。この項目は変更できません。
- 有効/無効
センサを接続せず、使用していないチャンネルは、「無効」にすると記録時間を長くすることができます。
カート用モデルは一部を除いて無効にすることはできません。
- チャンネル名称
チャンネルに任意の名称をつけることができます。ただし、使用できるのは英数字のみです。データロガー側が対応していないので、日本語は使用しないでください。
- サンプリングレート
チャンネルのデータを記録する周波数を設定します。例えば、10Hzにすると、毎秒10回(0.1秒毎)の記録となります。サンプリングレートを大きくすると、より細かな解析が可能になりますが、記録時間は短くなります。
選択できるサンプリングレートはチャンネルにより異なります。一部チャンネルは固定となります。
- センサ形式
接続しているセンサにあわせて、形式を選択します。例えば、排気温度など黄色い補償導線のセンサは「熱電対」を、それ以外の黒いケーブルの温度センサは「サーミスタ PT100」を選択します。また、油圧・燃圧センサは「油圧 長野計器 KM10」です。そのほかのセンサについては、センサのデータシートなどを参照してください。
カート用モデルは、eXtremeのCH3/CH4を除いて固定となります。
- 単位
一部のセンサについては、表示桁数などを変更できます。
- グラフ最小値 / グラフ最大値
Race Studio 2 Analysisでグラフ表示を行う際の、縦軸の範囲を設定します。これらがデータロガー自体の動作に影響を与えることはありません。
- パラメータ
一部のチャンネルでは、パラメータ設定が必要です。ダブルクリックすると、ダイアログが表示されるか、次項の「設定」画面が表示されます。
設定(主にディスプレイ関係)
ダイアログ上部の「設定」ボタンをクリックすると、図のようなダイアログが表示されます(Kart用eXtremeの例)。
一般設定で選択されていた設定の、ディスプレイ関係や全般的な動作の詳細を変更できます。以下、フィールドごとに解説します。
- 速度フィールド
- タイヤ外周長
速度センサが取り付けられているタイヤの外周長を入力します。
バイク用のP&Pキットのようにセンサがドライブスプロケットにある場合は、ファイナルギア比で割った数字となります。
- タイヤ一回転毎のパルス数
速度センサのトリガーの数を入力します。Aimのカート用およびバイク用センサでは、取り付けた磁石の数になります。
- ディスプレイ表示言語
- ディスプレイで表示する言語を選択します。日本語はありません。
- 回転警告ランプフィールド
- それぞれ、中央写真にある回転警告ランプに対応するボックスに、点灯させたい回転数を入力します。
- Rpmフィールド
- 倍率
エンジンが一回転するごとにロガーに入ってくるパルスの数にあわせ、倍率を選択します。エンジン形式やパルスの取得場所などによって異なりますので、エンジンの仕様を確認の上、設定してください。
- 最大値
タコメーターバーグラフの最大値を選択します。なお、この設定値よりも高い回転数が入力されると、データロガーはノイズとみなしてカットしたり、数値を半分にしたりします。必ず、使用する最大回転数よりも大きい数字にしてください。
- チャンネル N の警告フィールド
- 左右の警告ランプについての設定です。チャンネルごとに、表示させたいLEDと、しきい値を入力してください。それぞれ、しきい値よりも高い場合と、低い場合に点灯させる設定となります。
- しきい値をゼロにすると、無視されます。
- この設定は、モデルにより方法が異なります。詳細は次項を参照してください。
- 測定単位フィールド
- ギアセンサフィールド
- 中央上部のギアインジケータの設定を行います。モデルにより、設定できる内容が異なります。使用しない場合は、「なし」にしておきます。
- ラップフィールド
- 無視する時間
ラップ信号を受信したあと、次の信号入力を無視する時間を設定します。これにより、赤外線式ラップセンサを利用している場合の誤作動を防いだり、複数の磁石が埋設されているコースで磁気式ラップセンサを利用している場合で、区間タイム計測をやめてラップ計測のみにしたりできます。
- 区間タイム用マーカー数
ラップタイム計測以外に、区間タイム計測用のラップマーカーをいくつ設置しているかを入力します。複数の磁石が埋設されているコースでは、合計埋設数からラップ用の1を引いた数になります。なお、上記の無視時間の設定を間違えると、ラップタイム計測もうまくできなくなりますので、磁気式ラップセンサで区間タイムを計測する場合には、3から5秒程度の小さい数字にしておいてください。
モデルごとの主な相違点について
同じMYCHRON3シリーズでも、モデルにより利用できる機能に違いがあるため、設定項目も異なります。前項までの説明との主な相違点は下記の通りです。
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カート用Plus/Gold
- 左右の警告ランプは、温度チャンネル2チャンネルの高低に割り当て済みです(右図)。
- チャンネル設定で、チャンネルを無効にすることができません。
- チャンネル設定で、利用するセンサ形式を変更することはできません。
- ギアセンサ入力がないため、算出ギアしか選択できません。
- 圧力センサ入力がないため、圧力単位の設定はありません。
- 汎用アナログチャンネルがないため、カスタムセンサマネージャは利用できません。
- カート用eXtreme
- ギアセンサ入力がないため、算出ギアしか選択できません。
- チャンネル設定で、チャンネルを無効にすることができません。
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Auto/Moto用Plus/Gold/XG
- ギアセンサ入力と、ニュートラル信号を利用した算出ギアを選択できます(右図)。
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Visor / XG LOG
- これらの機種はECUとのシリアル通信ポートが搭載されています。
- 新規設定(右図)および一般設定で接続しているECUメーカーとモデルを選択できます。
- チャンネル設定にECUからのチャンネルが追加されます。
- 設定画面に、ディスプレイに表示する速度チャンネルを選択するメニューが追加されます。
- 設定画面に、使用するエンジン回転数チャンネルを選択するボタンが追加されます。
- ECU信号にギアポジションが含まれる場合、設定画面に使用するギアチャンネルの選択肢として、ECUボタンが追加されます。
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