なお、GPS Managerからデータを送信するには、GPSモジュールが接続されているマスターデータロガーをPCに接続する必要があります。ただし、SmartyCAMおよびSOLOシリーズは、本体をそのまま接続します。
また、MyTachには対応していません。
画面各部の説明
GPS Managerのメイン画面です。
GPS Managerは、
- PCのサーキットデータリスト(A)
- サーキットプレビュー(B) - デバイス未接続時
GPSデバイス内に保存されているサーキットデータリスト(B') - デバイス接続時
の2つのペインに分割されています。
右側のペインは、デバイスが接続されると、自動的に表示が切り替わります。
各ボタンの詳細は次のとおりです。
- PCのデータベースに新規サーキットを追加します。
- チェックボックスにチェックしたサーキットを削除します。
- チェックボックスにチェックしたサーキットのデータを書き出します。
- 保存されているデータを読み込みます。
- リストに表示させるサーキットデータを、フィルタにより選択できます。
- チェックボックスにチェックしたサーキットをGPSデバイスから削除します。
- 接続されているGPSデバイスから、データを読み込み直します。
操作方法
ラップタイム計測ポイントを設定する
走行軌跡データから設定する
GPSデバイスを接続したデータロガーで記録された、サーキットの走行軌跡データからタイム計測ポイントを設定する方法です。走行軌跡データは、Race Studioの走行データと同じディレクトリに保存されています。走行データと同じ名称で、拡張子がGPKのファイルが走行軌跡データです。
- 「新規データリスト」
ボタンをクリックして、サーキットをローカルPCのデータベースに追加します。
サーキットの名称を半角英文字で入力し、記録済みの走行軌跡データを、「形状読込み」ボタンで割り当てます。
また、国やサーキットのタイプを選択します。
- 右側のプレビューに、走行軌跡データが表示されます。
上下矢印やマウスホイールなどを利用して、図を拡大・縮小しながら、タイム計測ポイントにしたい点をクリックします。
- 「カーソル位置」ボタンをクリックします。すると、カーソル位置の座標が取得されます。
- 区間タイム計測ポイントを追加したい場合、「ラップ区切り」横の「+」ボタンをクリックして追加します。コース図の追加したいポイントをクリックしてから、同様に座標を取得します。
- SmartyCamにサーキットデータオーバーレイを表示させる場合には、下記の手順で表示を整えます。
- プレビュー右下の矢印ボタンでラップを移動して、使いたい周回を選択します。
- 回転などの各種操作ボタンを利用して、見やすい表示にします。
- すべて終了したら、「保存」をクリックします。
Google Earth®を利用する
Google Earth®を利用して、サーキットのタイム計測ポイントの緯度・経度を取得します。
- 「新規データリスト」ボタンをクリックして、サーキットをローカルPCのデータベースに追加します。
サーキットの名称を半角英数文字で入力し、国やサーキットのタイプを選択します。
- Google Earth®で設定したいサーキットに移動し、タイム計測ポイントに目印を付けます。詳細はGoogle Earth®のヘルプページを御覧ください。
目印の詳細を表示させ、緯度と経度をGPS Managerのラップのフィールドにコピー・ペーストします。
- 区間タイム計測ポイントを追加したい場合、「ラップ区切り」横の「+」ボタンをクリックして追加します。同様の手順でGoogle Earth®から座標をコピー・ペーストします。
標高データはGPSラップタイマー機能では利用しないので、入力しなくても問題ありません。
- すべて終了したら、「保存」をクリックします。
ラップタイム計測ポイントをGPSデバイスに送信する
作成したタイム計測ボイントは、GPSモジュールが接続されているマスターデータロガーを通じて送信します。MYCHRON4の場合、データキーをMYCHRON4に接続した状態で、さらにPCに接続します。SmartyCAMおよびSOLOシリーズは、本体をそのまま接続します。
- データロガーの電源を入れ、PCと接続します。
- ローカルPCのデータベースリストの中から、送信したいサーキットにチェックを入れ、「→」をクリックします。
既にGPSモジュールで記録済みの計測ポイントを受信する
データロガーのキー操作で、GPSモジュールにタイム計測ポイントが設定されている場合、そのデータを読み込むことも出来ます。この場合も、GPSモジュールが接続されているマスターデータロガーを通じて受信します。MYCHRON4の場合、データキーをMYCHRON4に接続した状態で、さらにPCに接続します。SmartyCAMおよびSOLOシリーズは、本体をそのまま接続します。
- データロガーの電源を入れ、PCと接続します。
- 右側のペインに、GPSモジュール内のデータが表示されます。
データロガーのキー操作で設定されたサーキットは、日付などの名称でリスト表示されます。
- 必要なサーキットを選択し、「←」をクリックします。
- 名称や属性を、適切なものに変更しておきます。
なお、PCにデータをコピーしなくても、デバイスのリストをダブルクリックすることで、名称変更はそのまま行えます。
PCのデータリストに表示させるサーキットをフィルタで選択する
GPS Managerのデータベースには、世界中のサーキットのデータが登録されていますが、そのままでは数が多すぎて目的のサーキットを探すのが大変です。このため、フィルタ機能で、表示させるサーキットを絞り込むことができます。「フィルタ」ボタンを押して、表示させたいサーキットの属性を選択してください。
サーキットデータを変更する
区間タイム計測用ポイントを追加したり、データベースの属性を変更する場合には、データベースリストにマウスオーバーで表示されるスパナマークをクリックしてください。
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